社会福祉士現場実習の日誌の書き方完全ガイド|実際の記録例も紹介

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社会福祉士を目指す過程で欠かせない現場実習
その中でも、毎日の「実習日誌」は実習の記録だけでなく、自己成長を振り返る重要なツールですが
書き方が難しく、日誌作成に戸惑う方も多いのではないでしょうか?

この記事では、社会福祉士現場実習の日誌の書き方について、
3年前に現場実習を行った私が書いていた具体的な目標設定の例日誌の書き方を詳しく解説します
また、日誌作成の参考になる書籍も紹介しています📗

目次

社会福祉士現場実習の日誌とは?

社会福祉士現場実習の日誌や記録は、毎日の実習内容を記入する重要な書類です
記録には、日々の学び反省点自己評価などが含まれ、後に自分の成長を振り返る資料にもなります
また、実習指導者や教員に提出するため、正確でわかりやすく書くことが求められます

日誌の主な目的

実習内容の振り返り:毎日の活動を記録し、学びや疑問点を明確にする
自己評価:自分の成長を客観的に評価し、今後の課題を見つける
実習指導者への報告:活動内容を報告し、フィードバックを受ける基盤を作る

実習日誌の基本構成と例

実習日誌の内容は、在籍している学校や教育機関により多少の違いはあるものの、
一般的な構成として以下の要素が含まれています

1. 日付・実習時間

日付実習に費やした時間を正確に記入します
これは実習全体の進捗管理に役立ちます

2. 目標設定

その日の目標を記入します
具体的かつ達成可能な目標を立てることが重要です
毎日の実習の進捗に応じて、目標を少しずつ変えていくことも必要です

例:毎日の目標

「〇階の利用者の方と積極的にコミュニケーションを取り、全員の名前と顔を覚える」
「サービスの提供に必要な制度や法令、社会資源について理解を深める」
「地域福祉活動の現場における課題解決方法を理解する」
「高齢者の心理的ケアを学ぶ」

3. 実施内容の記録

実際に行った業務や観察したことを記録します
ここでは、具体的な事例や会話の内容を含めると、後で読み返す際や
実習終了後に全体を振り返る時にとても参考になります!

例:訪問先での観察記録

「今日は、Aさんのお宅を訪問し、生活状況を確認しました。Aさんは、食事の支援を必要としており…」

4. 学び・反省点

その日の活動を振り返り、学んだこと課題を明確にします
特に、自分の行動や感じたことを具体的に書くことが大切です

例:利用者との関わり

「Bさんと意思疎通がうまくできず、困らせてしまった。職員はBさんの意思を汲み取り、Bさんが自分から話し始めるまで待っていた。利用者の気持ちをもっと尊重し、傾聴の姿勢を取り入れる必要があると感じた。」

5. 指導者のフィードバック

指導者からのフィードバックを記録し、それに基づいて次の実習に活かすことが重要です

実習日誌の作成に役立つ書籍

日誌作成に悩んだ際は、参考書を活用することもオススメです!
私が実習日誌を書く際に参考にしていた書籍をいくつか紹介します📕

『ソーシャルワーク実習指導・ソーシャルワーク実習[社会専門]』

この本は、社会福祉士を目指す人が現場での実習を行う際に必要な知識をまとめた一冊です
「社会福祉士養成講座」シリーズの一環で、現場実習で重要なポイントをカバーしています
具体的なケーススタディも含まれており
実習中に遭遇する可能性のある事例がたくさん載っています!

どんな人におすすめ?

実習全体の流れ実際の現場での対応方法について体系的に学びたい人に最適
・実習指導者と実習生とのコミュニケーション方法についても詳しく触れられているため、
 実習の進め方や記録方法に自信を持ちたい方におすすめの1冊です!

\ 詳細はこちら /

『現場で役立つ! ケアマネ、ソーシャルワーカーのための記録の書き方&実用文例集

この本は、現場で活躍するケアマネージャーやソーシャルワーカーに向けて、
具体的な記録の書き方とその文例を提供しています
記録の目的や、適切な記述方法についても解説しており、現場での記録作成に即役立つ内容となっています
実際のケースを元にした文例が豊富に掲載されており、具体的な実務にも応用できるのが特徴です!

どんな人におすすめ?

・現場実習中に日々の記録を正確に、かつ効率的に書くための技術を学びたい人におすすめです
・特に、文章作成に不安がある人や、適切な言葉選びや書き方に迷っている方にとって、
 文例が豊富なこの本は非常に役立つと思います!

\ 詳細はこちら /


『伝わる介護記録の書き方

この本は、介護現場での記録作成をテーマにしていますが、社会福祉士実習にも応用できる内容が豊富です
介護や福祉の現場で利用者やその家族、そして他の専門職に向けて、
分かりやすく伝わる記録を作成するための具体的な方法が解説されています
現場で使える実践的なアドバイスが豊富で、
他の職種とも連携するために必要な記録作成技術を学べます

どんな人におすすめ?

・現場での記録作成において、読み手にしっかりと意図が伝わる文章を書きたい方におすすめ
・特に、実習中に他の専門職と連携し、効果的なコミュニケーションを取ることが求められる場面で
 役立つ知識が得られます
文章の簡潔さと分かりやすさを追求する方にぴったりの内容です!

\ 詳細はこちら /

実習日誌の書き方のコツ

3つのポイント

1. 具体的な目標を設定する

実習日誌では、その日の活動に対する明確な目標を設定することが重要です!

「コミュニケーションスキルを向上させる」などの抽象的な表現は避ける

「利用者と10分間の会話を通じて信頼関係を築く」など、具体的な行動に焦点を当てる

2. 経験を客観的に記録し、学びを振り返る

その日の実施内容や出来事を客観的に書き出し、学びや反省点を振り返る内容を書く
これにより、自分の成長や改善点が見えやすくなり、今後の実習に活かすことができます!

特に「どのように感じたか」ではなく、

「何が起こったか」を事実ベースで記録し、その後で感じたことや気づきを書くのがポイント

3. フィードバックを活かす姿勢を持つ

実習指導者からのフィードバックは成長のための貴重な情報です
フィードバックを日誌に反映させることで、次回の実習でどのように改善するかを明確に書き
フィードバックを実践に活かす姿勢が、継続的なスキル向上につながります

たとえば、「利用者への質問が少なかった」との指摘を受けた場合、
次の日誌では「次回は質問を増やし、利用者のニーズを深く掘り下げる」など具体的な改善策を書く

最後に

現場実習の日誌作成は、とても大変で投げ出したくなる人も多いと思います。
実際、私もその1人でした…
けれど、実習が終わった後、改めて自分が書いた日誌を読み返してみると、
「自分はこれだけのことをやったんだ」という自信にもつながりました。

この記事を読んでいる方は、今まさに現場実習中かもしれません。
利用者とのコミュニケーションや実習指導者との関係性、教員からの指導など、
毎日さまざまなことに悩み、苦しみつつ、それでも毎日頑張っていると思います。

大丈夫ですその実習は必ず終わります
今感じているその辛さや苦しみから解放される日は必ず来ます。

今日もたくさん頑張った自分を、力不足だとか未熟者だとかそんな言葉で否定しないでください
朝起きて、実習現場に行っている、その場にいる、帰宅して日誌に取り組んでいる。
それだけでほんと、十分ですから。

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